任意整理後のクレジットカードはどうなる?家族カードやPaidy(あと払い)への影響と対策
弁護士に依頼したら、翌日からカードは使えない?
「カードが止まったら、Amazonやスマホ代はどうすればいいの?」
こんにちは、借杉(かりすぎ)です。
任意整理をすると、対象にしたクレジットカードはいずれ強制解約となり、使えなくなります(ブラックリスト入り)。
キャッシュレス社会の今、カードなしでどうやって生活していけばいいのか、不安になりますよね。
今回は、弁護士に依頼(受任通知を送付)した後、
「具体的にいつカードが止まったのか」
「カードなしでどうやって決済しているのか」
そして、私がやってしまった「失敗談」を赤裸々にお話しします。
【実録】私のカードが止まったタイミング
弁護士からカード会社に「受任通知(介入通知)」が届くと、カードは利用停止になります。
私が整理対象にした主要カードの停止タイミングはこんな感じでした。
| カード会社 | 停止時期と様子 |
|---|---|
| 楽天カード | 一番早かったです。 3〜4日でアプリ上に「このカードはご利用になれません」と表示されました。 |
| JCB | 約1週間後。アプリ「MyJCB」の画面が変わり、サービスメニューが消えて支払額だけの表示になりました。 |
| イオンカード | 1週間後も使えていたかもしれません(後述の失敗談あり)。 |
【失敗】WAONがオートチャージされてしまった!
イオンカードに関しては、私の不注意でヒヤッとする出来事がありました。
受任通知を送った後、WAON残高が残っていたのでコンビニで使ったところ、設定を切っていなかったため「オートチャージ」が作動してしまったのです。
弁護士からは「受任通知後のカード利用は絶対にNG(新たな借金とみなされる)」と言われていました。
慌てて設定を切りましたが、これから手続きする方は、依頼する前に必ずオートチャージ設定を解除しておいてください。
ネット通販やサブスク、スマホ代はどう払う?
カードがなくなった現在、私は以下のような方法で支払いを回しています。
- 公共料金・固定費
可能な限り「銀行口座振替」に変更しました。 - Amazon・コンビニ・街のお店
銀行口座と紐づけた「PayPay」や「デビットカード」で支払っています。
PayPayが使える場所が増えているので、日常の買い物で困ることは意外と少ないです。 - 生き残ったクレジットカード
前回の記事で書いた通り、整理対象から外した「ゴールドポイントカード」がまだ生きているので、どうしてもカードが必要な場面ではこれを使っています。
「あと払い(Paidy)」の審査に落ちた
これはショックでしたが、子供のスマホ(povo)の支払いに使っていた「Paidyあと払い」の決済が降りました。
やはり、ブラックリスト(信用情報機関への登録)の影響で、「後払いサービス」系の審査も厳しくなっているようです。
今は生き残っているカードで支払っていますが、もしそれも止まったら、妻の名義に変更するか、他社へ乗り換えるしかありません。
家族カード・ETC・車の問題
妻の家族カードも使えなくなる
私が本会員である以上、当然ながら妻が持っている「家族カード」も強制解約になります。
妻には事情を話し、使わないように伝えた上で、妻自身の名義で新しくカードを作ってもらいました。
ETCカードと車の売却
ETCに関しては、もともと妻名義のカードを使っていたので影響はありませんでした。
ただ、そもそも「車は売却する」予定です。
駐車場代や維持費が浮きますし、売却代金を少しでも返済の足しにしたいと考えています。
借金完済のためなら、車くらい安いものです。
一番の後悔は「Suicaオートチャージ」を捨ててしまったこと
今の生活で一番「不便だ」と感じるのは、交通系IC(Suica)やWAONのオートチャージができないことです。
改札で止められるのが嫌で、毎回残高を気にしながら現金チャージするのは地味にストレスです。
VIEWカードを解約しなければよかった…
実は私、「VIEWカード(Suica付き)」も持っていました。
これは借入もなく整理対象外だったのですが、「どうせブラックになったら使えなくなるだろう」と思い込み、自主的に解約してしまったんです。
ですが、更新のタイミングまでは使えた可能性が高いですし、Suicaチャージ専用として残しておけばよかったと激しく後悔しています。
これから整理する方は、「整理対象外のカード」まで慌てて解約する必要はありません。
まとめ:不便だけど、お金の管理は「正常」になった
クレジットカードのない生活は、正直不便です。
ネットショッピングも面倒ですし、オートチャージもできません。
でも、「ないならないで、なんとかなる」というのが今の実感です。
むしろ、「今月はこれだけ使ったから口座から減っている」ということがリアルタイムで分かるようになり、お金の管理意識は劇的に向上しました。
「来月の引き落としにおびえる生活」から解放されたことの方が、私にとってはメリットが大きいです。
不便さは、借金完済への「リハビリ」だと思って受け入れています。
※読むのがつらいときは、いったん閉じて大丈夫です。必要なところだけ拾ってください。
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