「ブラックリスト」はいつ消える? 衝撃の「10年コース」

「5年我慢すれば元通り」だと思っていませんか? それは大きな間違いかもしれません。

こんにちは、借杉(かりすぎ)です。

債務整理をする上で避けて通れないのが、「ブラックリスト(信用情報機関への事故登録)」です。
一般的に「ブラックは5年で消える」と言われていますが、弁護士から詳しい説明を聞いて、私は愕然としました。

「和解してから5年」ではありません。
「借金を完済してから5年」なのです。

つまり、私のように返済期間が長い場合、トータルで約10年間もブラック状態が続くことになります。
今回は、その長い「喪中(ブラック期間)」をどう乗り切るか、私のリアルな対策をお話しします。

ブラックリスト期間の計算式(私の場合)

私が弁護士から説明された期間は以下の通りです。

① 返済期間 約5年(60回払い)
② 事故情報の保有期間 完済してから5年
合計 約10年間

気が遠くなるような長さです。
しかも、ブラックが明けた後も、今回ご迷惑をおかけした「JCB」や「イオン」などの社内ブラックは半永久的に残るため、同じカードは二度と作れない可能性が高いと言われました。

高額なスマホ端末はどうする?「分割払い」できない問題

ブラック期間中、地味に困るのが「スマホの分割審査に通らない」ことです。
iPhoneなどの最新機種は10万円〜20万円もしますが、これを一括で買う余裕はありません。

そこで私が決めた対策は、「高コスパなSIMフリー端末を一括で買う」ことです。

最近はXiaomi(シャオミ)やOPPOなど、5〜6万円台でも非常に性能が良いAndroidスマホがたくさんあります。
これなら、なんとか一括で購入できます。

「最新のiPhoneじゃなきゃ嫌だ」という見栄は捨てました。
借金を整理するということは、そういう身の丈に合わない欲求とも決別するということです。

一番の懸念は「教育費」と「急な出費」

生活する上で一番怖いのは、銀行などから「まとまったお金が借りられない」ことです。

教育ローンや奨学金の保証人になれない

これから子供にお金がかかる時期ですが、私が国の教育ローンを組んだり、奨学金の「連帯保証人」になることはできません。

これについては、
・妻に契約者になってもらう
・親戚にお願いする
といった対策を考えています。

(※奨学金の場合は、保証人を立てずに保証料を払う「機関保証」という制度もあるので、そこまで心配しなくても大丈夫そうです)

ブラック明けにやりたいことは?→「特にない」

「10年後、ブラックが明けたら最初に何がしたいですか?」

そう聞かれたら、昔の私なら「ゴールドカードを作りたい」「ローンで高級車を買いたい」と言っていたかもしれません。
でも、今の答えは「特に何も思いつかない」です。

なぜなら、カードやローンに頼らなくても生きていける生活基盤を作ることこそが、この10年間の目標だからです。

「現金で買えないものは、買わない」
「欲しいものは、貯めてから買う」

この当たり前の感覚を取り戻すために、神様がくれた「10年間のリハビリ期間」だと思って、地道にやっていくつもりです。

まとめ:10年は長い。だからこそ早く始める

「10年もカードが作れないなんて無理…」と迷っている方へ。

迷っている間も、借金の利息は増え続け、解決までの期間は後ろにズレていきます。
どうせ10年かかるなら、1日でも早くスタートした方が、1日でも早く終わります。

ブラックリストは「罰」ではありません。
私たちを新たな借金から守ってくれる「防波堤」です。
そう割り切って、一緒にリハビリ生活を始めませんか?

▼ 次に読むなら(迷わないための地図)

※読むのがつらいときは、いったん閉じて大丈夫です。必要なところだけ拾ってください。

\ あなたのリハビリ期間はどれくらい? /
完済までの道のりを無料シミュレーション
(早く始めれば、早く終わります)

ABOUT ME
借杉
借杉(かりすぎ)。借金1,274万円から任意整理で再建中。正社員の信用力が仇となり、穴埋めキャッシングを繰り返して“見えにくい破綻”に。体験談と生活再建の記録を書いています。