弁護士に依頼したら、借金の返済はどうなる?

「弁護士費用も払って、借金も返済して…そんなのお金が足りない!」

こんにちは、借杉(かりすぎ)です。

弁護士に依頼する前、私が一番心配だったのは「手持ちのお金がないのに、依頼した直後から支払物が増えるのではないか?」ということでした。

しかし、実際は逆でした。
依頼してから和解が成立するまでの数ヶ月間、私の生活は劇的に楽になりました。

今回は、弁護士に依頼した直後に訪れる「空白期間(弁護士費用の積立期間)」について、私のリアルな家計簿とお話しします。

依頼直後、借金の返済は「一時ストップ」します

弁護士に「任意整理」を依頼すると、カード会社への返済は一時的にストップします(※整理対象にした業者のみ)。

では、その間にお金はどうするのか?
浮いたお金で遊んでいいわけではありません。この期間を利用して、「弁護士費用」を分割で支払うのです。

私のタイムスケジュール(予定)

私の場合、2025年11月に契約し、以下のようなスケジュールで進んでいます。

2025年11月〜
2026年2月
【積立期間(今ここ)】
カード会社への返済:なし
弁護士費用の支払い:あり
2026年3月〜 【返済開始】
カード会社への返済:スタート
弁護士費用の支払い:完了済み

このように、「弁護士費用」と「借金返済」の時期が被らないように調整してくれるのが一般的です。
この数ヶ月の「空白期間」のおかげで、生活を立て直す準備ができるのです。

【公開】月々の支払額はこう変わった

では、実際に私の家計の負担はどう変わったのか。
「依頼前」と「現在(積立期間中)」を比較してみます。

項目 依頼前 依頼後(現在)
借金返済 約250,000円 約120,000円
(※整理しなかった楽天銀行等の分)
弁護士費用 0円 44,000円
合計負担額 約25万円 約16万4,000円

いかがでしょうか。
毎月約8万6,000円も支払いが減りました。

私の場合、家(実家の権利関係)を守るために「楽天銀行」などを整理対象から外して自力返済を続けているため、まだ負担は残っています。
それでも、月25万円という絶望的な数字からは解放され、「これなら生きていける」という確信を持てるようになりました。

契約手続きは「電子契約」で一瞬でした

ちなみに、弁護士との契約手続きも驚くほど簡単でした。
私が依頼した事務所は「電子契約(クラウドサイン等)」に対応していたため、スマホで送られてきたリンクを確認し、ポチポチと入力するだけ。

大量の書類にハンコを押して郵送して…という手間は一切ありません。
最初の電話相談から契約完了まで、非常にスムーズに進みました。

契約後は、担当の女性事務員の方(とても丁寧でした)と数回メールや電話でやり取りをした程度で、現在は私が弁護士費用を毎月振り込むだけで、基本的には「お任せ」状態です。

返済スタート後は「代行弁済」を利用します

2026年3月から始まる予定の「カード会社への返済」ですが、私は「代行弁済(送金代行)」というサービスを利用することにしました。

これは、「私が毎月決まった額を弁護士事務所に振り込み、事務所が各カード会社へ振り分けて送金してくれる」というサービスです。

メリット:
・振込先を1つにまとめられるので管理が楽
・「うっかり入金忘れ」を防げる
・カード会社との接点を完全に絶てる

私の場合、1社あたり月額1,100円の手数料がかかりますが、「返済サイクルを忘れないための保険」だと思って利用することにしました。

まとめ:まずは「生活の再建」から始まる

弁護士に依頼する最大のメリットは、将来の利息カットだけではありません。
「依頼したその日から、自転車操業が止まる」ことこそが、最大の価値です。

「来月の支払いが足りない…」と焦る日々は終わります。
まずは弁護士費用の積立期間中に、狂ってしまった金銭感覚や家計を正常に戻す。

そうやって生活の土台を作ってから、無理のない範囲で返済をスタートさせる。
これが、任意整理のリアルな流れです。

もし今、返済に追われて夜も眠れないなら、まずはこの「空白期間」を手に入れて、深呼吸してみませんか?

▼ 次に読むなら(迷わないための地図)

※読むのがつらいときは、いったん閉じて大丈夫です。必要なところだけ拾ってください。

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(支払いがいったん止まるだけで、景色が変わります)

ABOUT ME
借杉
借杉(かりすぎ)。借金1,274万円から任意整理で再建中。正社員の信用力が仇となり、穴埋めキャッシングを繰り返して“見えにくい破綻”に。体験談と生活再建の記録を書いています。