督促が来る前に動く。それが「好条件」を引き出す鍵

「支払いを止めたら、すぐに怖い電話がかかってくるんじゃないか…」

こんにちは、借杉(かりすぎ)です。

借金の相談をためらう理由の一つに、「まだ滞納していないから」というものがあります。
実は私もそうでした。
毎月カツカツでしたが、なんとか支払いは続けていたため、督促の電話が鳴り止まない…といった修羅場は経験していません。

しかし、弁護士に相談して分かったことがあります。
それは、「督促が来る前(滞納する前)に動いたことが、結果として自分を救った」という事実です。

今回は、弁護士介入による「静寂」と、滞納する前に相談すべき重要な理由についてお話しします。

弁護士に依頼したら、支払いを止めても電話は来なかった

弁護士に任意整理を正式に依頼(受任)すると、弁護士からカード会社へ「受任通知(介入通知)」という書類が送られます。

これには法的効力があり、貸金業者はこれを受け取ると、借主に直接連絡したり、取り立てをしたりすることが法律で禁止されます。

実際に起きたこと

私の場合、弁護士に依頼してから約10日後に、あるカードの引き落とし日がありました。
当然、弁護士の指示通り口座にお金を入れていなかったので、引き落としはされません(=滞納発生)。

普通なら、翌日には「引き落としできませんでした」という電話が携帯にかかってくるはずです。
身構えていましたが…電話は一本も鳴りませんでした。

郵便物も届きません。
ただ静かに、何事もなかったかのように日常が過ぎていきました。

これが弁護士の力です。
私が直接矢面に立つ必要はなく、すべて弁護士が盾になってくれていたのです。

なぜ「督促される前」に相談すべきなのか?

読者の中には、「督促が来てどうしようもなくなってから相談しよう」と考えている方がいるかもしれません。
はっきり言います。それは一番損をする選択です。

私が弁護士から言われた、衝撃的な事実をお伝えします。

「長期の滞納や、督促を無視している履歴があると、和解交渉の条件が厳しくなります」

任意整理はあくまで「話し合い」です。

  • Aさん(滞納前):「苦しいので相談に来ました」→ 信用があるため、長期分割(60回など)に応じてもらいやすい。
  • Bさん(滞納中):「無視し続けて裁判寸前」→ 信用ゼロ。「短期で返せ」「頭金を入れろ」と厳しい条件を突きつけられる。

私が有利な条件(将来利息カット・長期分割)で和解できたのは、「まだ相手(カード会社)との信頼関係が完全に壊れる前」に手を打ったからなのです。

職場や家族にバレる境界線=「無視」

よく「借金が職場にバレませんか?」という質問を見かけますが、職場に電話がかかってくるのは「携帯への連絡を無視し続けた時」の最終手段です。

カード会社も好き好んで職場にかけたいわけではありません。
しかし、連絡が取れなければ、安否確認や所在確認のために職場にかけざるを得ないのです。

つまり、最悪なのは「怖くて電話に出ず、放置すること」です。
これを続けると、職場への連絡や、自宅への「赤紙(一括請求書)」の送付、そして裁判所からの呼び出しへと進んでしまいます。

まとめ:電話が鳴る前に、プライドを捨てて相談を

「まだ払えているから大丈夫」

そう思って自転車操業を続け、限界を迎えてから相談に行くと、選べる選択肢が減ってしまいます。
自己破産しか道がなくなってしまうかもしれません。

「来月の支払いがキツイかも」

そう思った時点が、相談すべきベストなタイミングです。
早ければ早いほど、私のように「無傷(督促なし)」で、有利な条件で解決できます。

もし今、電話におびえている人がいたら、すぐに専門家を頼ってください。
依頼したその瞬間から、あなたの携帯は静かになり、枕を高くして眠れるようになります。

▼ 次に読むなら(迷わないための地図)

※読むのがつらいときは、いったん閉じて大丈夫です。必要なところだけ拾ってください。

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(手遅れになる前に、条件を確認しましょう)

ABOUT ME
借杉
借杉(かりすぎ)。借金1,274万円から任意整理で再建中。正社員の信用力が仇となり、穴埋めキャッシングを繰り返して“見えにくい破綻”に。体験談と生活再建の記録を書いています。