「借金が減る」なんて怪しい広告、信じていいの?

スマホを見ていると出てくる「借金減額シミュレーター」の広告。正直、うさんくさいと思いませんか?

こんにちは、借杉(かりすぎ)です。

「3つの質問に答えるだけ!」
「あなたの借金がいくら減るか分かります」

私も借金に追われていた時、この広告を何度も見かけました。
当時の私の正直な感想はこうです。

「怪しい。どうせ詐欺か、個人情報を抜かれるだけでしょ?」
「広告を出してるってことは、費用が高い事務所なんじゃないの?」

そうやって警戒して、何度もスルーしていました。
ですが、返済がいよいよ詰んで「もう自分では計算できない…」と追い詰められた時、私は震える指でその広告をクリックしました。

今回は、私が実際に「減額シミュレーター」をやってみた体験談と、その後に起きた「リアルな結果」をすべてお話しします。

なぜ「怪しい」と思いながらクリックしたのか

警戒心MAXだった私が、なぜ一歩踏み出したのか。

それは、リンク先の事務所(LP)に書かれていた「相談無料」の文字と、Googleマップの「口コミ評価の高さ」を見たからです。

「これだけ評価がついているなら、詐欺ではないだろう…」
「もし変な勧誘があったら、すぐに切ればいい」

そう自分に言い聞かせ、小さな勇気を振り絞って診断をスタートしました。

【実録】診断は4ステップ。最大の難関は「ステップ3」でした

私が試したシミュレーターは、以下のような4ステップで進みました。

  • STEP 1:借入件数と金額を選ぶ
    (例:3社、200万円以上 など、選択肢をポチポチ選ぶだけ)
  • STEP 2:滞納の有無を選ぶ
    (誰にも言えない現状を、匿名で正直に入力します)
  • STEP 3:名前と電話番号を入力
    (※ここが一番怖かったです)
  • STEP 4:診断結果の表示

一番勇気が必要だった瞬間

正直に言います。「STEP 3」の個人情報入力で、指が止まりました。

「これを送信したら、見知らぬ第三者に『私が多重債務者であること』が知られてしまう…」

その事実が怖かったのです。
でも、今のまま一人で抱え込んでいても、来月の支払いはできません。
「もう、なるようになれ!」
私は目をつぶるような思いで、送信ボタンを押しました。

送信から5分後、知らない番号から着信が…

送信ボタンを押すと、画面上におおよその減額目安(数百万円単位!)が表示されました。

「えっ、こんなに減るの?」

そう驚いて画面を見ていると、5分も経たないうちにスマホが鳴りました。
知らない番号からです。

「きた…」

間違いなく、さっきの事務所からです。
普通なら知らない番号からの電話は怖いものですが、不思議とこの時は「覚悟」が決まっていました。

恐る恐る電話に出ると、相手はとても丁寧な男性の事務員さんでした。

「借杉様のお電話でしょうか? シミュレーションのご利用ありがとうございます。
現在の状況について、もう少し詳しくお伺いしてもよろしいですか?」

怒られることも、強い口調で詰められることもありません。
むしろ、親身になって話を聞いてくれる相手に対し、私は「ああ、ようやく誰かに相談できるんだ」と、肩の荷が下りるような安堵感を覚えました。

(※実はこの時に電話をくれた事務所こそが、以前の記事で紹介した「費用の値引き交渉に応じてくれた優良事務所」だったのです)

結論:迷っているなら、診断だけでもやるべき

結果として、私はこのシミュレーターをきっかけに、信頼できる事務所と出会い、借金1274万円の整理(任意整理)をスタートさせることができました。

もしあの時、「怪しいから」とスルーし続けていたら、今頃は支払いが滞り、家族に督促の電話がいっていたかもしれません。

メンタルが弱っている人こそ、シミュレーターから

借金で精神的に追い詰められている時、いきなり弁護士事務所に電話をかけるのはハードルが高すぎます。
「なんて言えばいいんだろう?」「怒られないかな?」と不安になるからです。

でも、シミュレーターなら「順を追ってボタンを押していくだけ」です。

それだけで、向こうから優しく手を差し伸べてくれます。
きっかけは何でもいいんです。あなたの借金問題解決への入り口として、これほどハードルの低いものはありません。

かつての私のように、一人で震えているなら。
まずはスマホでポチポチと、現状を把握することから始めてみませんか?

\ 私が実際に救われたきっかけ /
借金の減額診断を試してみる
(あの時、勇気を出してよかった)

ABOUT ME
借杉
借杉(かりすぎ)。借金1,274万円から任意整理で再建中。正社員の信用力が仇となり、穴埋めキャッシングを繰り返して“見えにくい破綻”に。体験談と生活再建の記録を書いています。